将来の認知症リスクを予測
臨床地図とは
臨床地図は、予防医療・予防受診をサポートするシステムです。
現在の医療では「不治の病」といわれるアルツハイマー型認知症を中心に、
様々な加齢性疾患の将来的なリスクを判定し、予防に向けたプログラムを作成します。
臨床地図の使い方
勤務先や自治体で受診した『健康診断の結果』からアルツハイマー型認知症の将来的なリスクを判定し、予防に向けた実践的なプログラムを作成します。
1
健診データ
質問項目入力2
潜在的リスク判定
二次検査項目を推奨3
弱点部分に合わせた
詳細検査ができる
クリニックの紹介4
リスク理由書
改善プログラムを提供
その後
- 3ヶ月に1回検査
- 評価
- プログラム更新
数値の高い・低いを“知って終わり”にしがちな検診データを利用して、①自力回復力である恒常性維持機能(自律神経・内分泌・免疫)、②細胞活動(エネルギー産生・酸化ストレス・物質産生)の状態を見極め、認知症をはじめとした加齢性疾患の原因関係を分析します。
データのパターンや傾向から将来的な罹患のリスクを分析し、見えてきた弱点部分を改善していくプログラムを作成していきます。これを定期的に繰り返すことにより自力回復力を高め、病気の原因そのものを改善します。
認知症の予防
認知症とは
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。認知症にはいくつかの種類があります。アルツハイマー型認知症は認知症の中で最も多く、次いで多いのが脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症です。日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020年現在)と推計され、2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると予測されています。(厚生労働省:みんなのメンタルヘルス総合サイトより)
予防できる認知症
日本の認知症原因タイプで67.6%を占めるアルツハイマー型認知症は、発病(医学的に原因が発生)から発症(健忘等の症状が出現)まで20年ほどの期間があります。つまりアルツハイマー型認知症は、実は予防するチャンスが多い疾患であるといえます。
ところが認知症はがん検診のような発症前検査が普及しておらず、また一方で「そうと分かるのが怖い」病気であることもあり、それらが予防の壁になってしまっているのが現状です。
加齢性疾患としての認知症
「臨床地図」では、アルツハイマー型認知症を日本人の死因の過半数を占める「加齢性疾患」の一類型として捉え直しているのが大きな特徴です。
朝田隆医師(東京医科歯科大認知症特任教授)のご協力のもと、認知症予防の普及を目的に設立されたディメンシア・フロント株式会社が、リスク診断から予防プログラム作成までの仕組みを構築しました。
アルツハイマー型認知症の予防
近年、ミトコンドリアの働きを活性化させることで老化防止に繋がるという研究結果が発表されました。
さらに、ミトコンドリアの働きを活性化させるためには、運動やいくつかのビタミンの接種が効果的であることもわかってきました。
臨床地図では薬に頼ることなく、運動や栄養からのアプローチ方法により、将来的な認知症罹患リスクを軽減するプログラムを個人個人にあわせて作成します。